子どもの写真「撮っておけばよかった」と後悔する場面ランキング
「撮っておけばよかった」と最も多く挙がった表情は、寝顔・あくび顔(25.2%)です。 キヤノンマーケティングジャパンの調査では、子どもの写真を「撮り逃した」と思う瞬間が「ある」と答えた親が70.0%でした。つまり、後悔は特別なことではなく、多くの家庭が感じていることです。
この記事では、この調査をもとに、後悔が多い表情と場面をランキングで整理し、今日からできる残し方をお伝えします。
※調査は、末子が6歳以上19歳未満の親550人が対象です。0〜6歳のお子さんの親御さんにとっては「少し先を行く先輩の振り返り」として読んでください。
撮っておけばよかった表情ランキング
1位は寝顔・あくび顔で、2位が驚き顔、3位が困り顔です。 いずれも、ふとした瞬間に一瞬だけ見せる表情で、カメラを構える前に終わってしまうことが理由と考えられます。
| 順位 | 表情 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 寝顔・あくび顔 | 25.2% |
| 2位 | 驚き顔 | 19.4% |
| 3位 | 困り顔 | 13.4% |
自由回答では、何かに真剣に取り組む顔、照れた顔なども挙がっていました。
また、笑顔の写真を持っている人は9割以上ですが、怒り顔や驚き顔は約2割にとどまります。後悔が集まるのは、そもそも撮る機会が少ない表情です。 笑顔以外にもレンズを向ける意識があると、後から見返したときの満足度が変わります。
撮っておけばよかったシーンランキング
場面の1位は「家事・料理中」で、2位が兄弟げんか(13.6%)、3位が親子で遊んでいるところ(12.2%)です。 どれも日常の中にあり、親が手を離せないタイミングで起きる場面です。
| 順位 | シーン | 補足 |
|---|---|---|
| 1位 | 家事・料理中 | 写真の保有率は34.0% |
| 2位 | 兄弟げんか | 13.6%(保有率は7.4%で最も低い) |
| 3位 | 親子で遊んでいるところ | 12.2% |
1位の家事・料理中は、手伝いの最中に撮る余裕がないものの、貴重な時間として残したかったと感じる親が多い場面でした。
日常の写真が残りにくいのはなぜか
理由は、日常は「わざわざ撮るもの」と思われにくいからです。 同じ調査で、写真館で家族写真を撮ったことがある人は71.2%でした。一方、写真館以外で日常的に家族の写真を撮っている人は14.4%でした。行事は残り、普段の姿は残りにくい傾向がうかがえます。
キヤノンの撮影Tipsでも、見返したときに撮っておいて良かったと思う写真の多くは、絵本の読み聞かせやキッチンでのお手伝いなど、いつもの親子時間だと紹介されています。
後悔を減らす小さな工夫
うまく撮ることより、「1枚だけ撮る」と決めるほうが続きます。 調査から確認できるのは後悔の傾向までなので、以下は無理なく試せる例として参考にしてください。
- 寝顔・あくび顔: 眠る前後に1枚だけ撮ります。フラッシュは使わず、部屋の照明が足りるか確認してください。
- 家事・料理中: 子どもが手伝っている場面で、完成品ではなく手元を撮ります。包丁や火を使っているときは、撮影を後回しにして安全を優先してください。
- 兄弟げんか: 危ない状況なら、撮影よりも仲裁を優先します。落ち着いてから「さっきの顔」を思い出して笑える写真が残せれば十分です。
- 驚き顔・困り顔: 狙って撮るのは難しいため、スマホのカメラをすぐ起動できる状態にしておく程度で構いません。
失敗したときのチェック項目
- 暗くてブレた場合は、窓の近くなど明るい場所に移動します。
- ピントが合わなかった場合は、画面上で子どもの顔をタップします。
- 撮り逃した場合は、次に同じ場面が来たときのために、カメラをすぐ構えられる場所に置いておきます。
撮った写真を残すときの注意
子どもの顔や入浴・着替えなどの写真は、SNSに公開せず家族内で保管するのが無難です。 公開する場合は、位置情報が写真に含まれていないか、背景から自宅や園が分かる写真ではないかを確認してください。保存先や共有方法に迷うときは、家族だけが見られる範囲に限定しましょう。
まとめ
後悔の上位は、寝顔・あくび顔、驚き顔、困り顔、家事・料理中の様子でした。特別な日より、何気ない日常に後悔が集まっています。 まずは今日、子どもの寝顔か、お手伝いの手元を1枚撮ってみてください。
よくある質問
- 後悔しないために、まず何を撮ればいいですか?
- 調査で上位だった寝顔・あくび顔、驚き顔、家事や料理中の様子から始めるのが手軽です。特別な準備は要らず、スマホで1枚撮るだけで十分です。きれいに撮ることより、残すことを優先してください。
- 撮るのに夢中で、子どもと過ごす時間が減りませんか?
- 1シーンにつき数枚で切り上げ、あとは一緒に過ごすのがおすすめです。調査で日常的に家族の写真を撮っている人は14.4%でした。毎日撮り続ける必要はなく、週に1回など続けやすい頻度で構いません。
- 撮り逃した場面は、今から取り戻せますか?
- 過去の場面そのものは撮り直せませんが、今の子どもの日常は今日から残せます。寝顔や料理のお手伝いなど、今まさに見られる場面を撮っておくと、数年後に見返したとき同じ価値を持つ写真になります。